安定供給の要!定電圧定周波数装置
私たちの暮らしは、電気なしでは考えられません。照明をつけたり、温かいご飯を食べたり、スマホを充電したり、毎日当たり前のように電気を使っていますよね。では、私たちがいつも安定した電気を使えているのはなぜでしょうか?
実は、電気を安定して供給するために、陰ながら活躍している装置があるのです。それが、「定電圧定周波数装置」です。英語では「Constant Voltage Constant Frequency」といい、その頭文字をとって「CVCF」と呼ばれることもあります。
では、この「定電圧定周波数装置」は、具体的にどのような働きをしているのでしょうか?名前の通りですが、電圧と周波数を一定に保つ働きをしています。電圧とは、電気の圧力のようなもので、周波数は電気が一秒間に振動する回数のことです。
電気は、発電所で作られた後、家庭や工場などに送られますが、その過程で電圧や周波数が変動することがあります。たとえば、雷の影響を受けたり、たくさんの人が一斉に電気を使い始めたりすると、電圧や周波数が不安定になることがあります。
電圧や周波数が不安定になると、電気が正常に供給されなくなり、電灯がちらついたり、最悪の場合、電気機器が故障してしまうこともあります。「定電圧定周波数装置」は、このようなトラブルを防ぎ、私たちが安心して電気を使えるように、縁の下の力持ちとして活躍しているのです。