縁の下の力持ち!デバイスドライバーを解説
- デバイスドライバーとは
パソコンに接続された様々な周辺機器、例えばプリンターやキーボード、マウスなどは、それぞれ独自の規格や通信方式で動作しています。 一方、パソコン本体の頭脳であるOS(オペレーティングシステム)は、これらの多種多様な機器の個別の仕様を直接理解することはできません。
そこで登場するのが「デバイスドライバー」です。デバイスドライバーは、特定の周辺機器とOSの間に入って、双方の言葉を翻訳する「通訳」のような役割を担っています。
具体的には、OSが周辺機器に対して動作を指示する際、デバイスドライバーはOSからの抽象的な命令を受け取り、それを具体的な機器が理解できる信号に変換して伝えます。逆に、周辺機器からOSへ状態やデータを送信する際にも、デバイスドライバーがその情報をOSが解釈できる形に変換します。
このように、デバイスドライバーは、OSと周辺機器が円滑に通信し、正常に動作するために欠かせないソフトウェアと言えるでしょう。