懐かしい響き、FDDとは?
- フロッピーディスクドライブとはフロッピーディスクドライブ(FDD)は、その名の通り、フロッピーディスクを読み書きするための装置です。フロッピーディスクは、薄い円盤状の記録媒体で、角が丸い正方形のケースに入っていました。フロッピーディスクは、コンパクトカセットテープやCDなどと同様に、データを保存するための媒体として、一時代を築きました。1970年代から1980年代にかけて、フロッピーディスクは、パーソナルコンピュータ(パソコン)の普及とともに広く使われるようになりました。 当時は、ハードディスクドライブが高価で容量も小さかったため、フロッピーディスクは、プログラムやデータの保存、運搬、交換などに欠かせないものでした。フロッピーディスクドライブは、フロッピーディスクを回転させ、磁気ヘッドを使ってデータの読み書きを行います。ドライブには、さまざまな種類があり、記録容量や転送速度なども、時代とともに進化しました。しかし、1990年代後半以降、CD-RやUSBメモリなどの大容量で取り扱いの容易な記録媒体が登場したため、フロッピーディスクは徐々に使われなくなりました。そして、2000年代に入ると、ほとんどのパソコンでフロッピーディスクドライブが搭載されなくなりました。フロッピーディスクは、今ではほとんど見かけることがなくなりましたが、一時代を築いた記録媒体として、その名を残しています。