FreeBSD

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自由なOS、FreeBSDの世界

- 歴史と背景FreeBSDは、パソコンなど、様々なコンピュータで使うことのできるUNIX系オペレーティングシステムです。歴史は古く、1970年代にアメリカのカリフォルニア大学バークレー校で開発されたBSD (Berkeley Software Distribution) というソフトウェア群が始まりです。BSDは、当時普及していたUNIXオペレーティングシステムに、新しい機能や改良を加えたものでした。そして、このBSDの改良を無償で誰でも自由に使えるように公開するという目的のもとに開発が始まったのがFreeBSDです。FreeBSDは、このBSDの流れを汲む後継OSとして、1993年に誕生しました。 FreeBSDは、誕生以来、世界中の開発者たちのボランティアによって開発が進められてきました。*ソースコードが公開*されているため、誰でも自由に改良を加えたり、再配布したりすることができます。このような開発体制により、FreeBSDは常に最新の技術が取り入れられ、高い信頼性と安定性を誇るOSとして、世界中で広く利用されています。
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パソコンで動作するUNIX!その歴史と種類

1960年代後半に誕生したUNIXは、長い歴史を持つ基本プログラムです。当初は性能の高い大型計算機で利用されていましたが、1980年代に入ると小型で安価なパソコンの性能が向上し始めました。それに伴い、パソコンでも動かせるUNIXが登場したのです。これがパソコン向けUNIXと呼ばれるシステムです。 パソコン向けUNIXは、従来の大型計算機用のUNIXと比べて価格が安く、扱いやすいという特徴がありました。そのため、大学や研究所などの教育機関や研究機関を中心に広く普及しました。当時のパソコンは性能が限られていたため、パソコン向けUNIXは、使いやすさよりも処理速度や効率性を重視して設計されていました。そのため、コマンドを用いて操作するのが一般的で、今のように画面上で視覚的に操作することはできませんでした。 しかし、パソコン向けUNIXは、プログラミングやシステム管理を学ぶための教材として、多くの技術者を育てる役割を果たしました。その後のパソコンやインターネットの普及にも大きく貢献したと言えるでしょう。