ウェブサイトの陰の立役者:Apache HTTPサーバー
日々何気なく見ているウェブサイト。実はその裏側では、私たちがウェブサイトを閲覧できるようにするためのソフトウェアが活躍しています。その代表的なものが「Apache HTTPサーバー」、略して「Apache(アパッチ)」です。
Apacheは、ウェブサイトのデータが保管されているサーバーというコンピューターの中で動作し、私たちがブラウザからウェブサイトにアクセスすると、その要求に応じてウェブサイトのデータを送信する役割を担っています。例えるならば、レストランのキッチンで注文に応じて料理を作る料理人のようなものです。私たちがブラウザを通して注文(リクエスト)を送ると、Apacheはサーバーにあるウェブサイトのデータの中から適切なものを選び出し、料理(レスポンス)として私たちに届けます。
Apacheは世界中のウェブサイトで使用されている、最も普及しているウェブサーバーソフトウェアです。その人気の理由は、オープンソースソフトウェアであるため、誰でも無料で使用・改変できる点にあります。誰でも自由に利用できるため、世界中の技術者によって改良が重ねられ、高い信頼性と安定性を誇ります。
ウェブサイトを閲覧する際、画面の裏側でApacheが活躍していることを少し意識してみると、インターネットの世界がまた違って見えてくるかもしれません。