JATE

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電気通信機器の品質を守るJATE

電気通信機器の技術基準適合認定機関、通称JATE(財団法人電気通信端末機器審査協会)は、日本の電気通信事業法に基づいて設立された機関です。その役割は、電話機や携帯電話をはじめとする電気通信端末機器、回線設備、測定機器などが、定められた技術基準に適合しているか審査し、認定を与えることです。 1984年の設立以来、JATEは電気通信機器の品質と信頼性を確保する上で重要な役割を担ってきました。具体的には、機器から発する電波が他の通信機器や放送に干渉を与えないか、また人体に悪影響を及ぼさないかなどを厳しくチェックしています。 このような審査・認定を通じて、JATEは電波の有効利用を促進し、利用者が安心して電気通信機器を利用できる環境を築き、我が国の情報通信技術の発展に貢献してきました。 近年では、IoT機器の普及や5Gサービスの開始など、電気通信を取り巻く環境は大きく変化しています。JATEは、このような変化にも柔軟に対応し、新たな技術基準への対応や審査体制の強化など、常に進化を続けています。
インターフェース

知られざる団体? 電気通信端末機器審査協会とは

皆さんは「電気通信端末機器審査協会」という団体をご存知でしょうか? 日常生活であまり耳にする機会はありませんが、実はこの協会は、私たちが普段何気なく使っているスマートフォンやタブレットなどを利用する上で、重要な役割を担っています。 電気通信端末機器審査協会は、簡単に言うと、電話やFAX、インターネットに接続する機器が、電波に関する法律に違反していないかどうかを審査する機関です。 少し難しい話になりますが、電波は目に見えない大切な資源です。誰かが勝手に強い電波を使うと、他の人の通信に影響を与えてしまう可能性があります。例えば、誰かが携帯電話で通話中に、近くで強い電波を発する機械が作動したら、通話が途切れてしまうかもしれません。このような事態を防ぐために、電波の利用方法を定めた法律が存在します。 電気通信端末機器審査協会は、この法律に基づいて、新しい機器が発売される前に、電波に関する安全基準を満たしているかどうかを厳しくチェックしています。もし基準を満たしていない機器が販売されてしまうと、他の通信機器やサービスに悪影響を及ぼし、私たちの生活に支障が出てしまう可能性があります。 このように、電気通信端末機器審査協会は、私たちが安心して電波を利用できる環境を守るために、重要な役割を果たしているのです。