JISコード

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JISコード:日本の文字を表現する技術

- 日本語をコンピューターで扱うための約束JISコードとは私たちが普段何気なく使っているパソコンやスマートフォン。これらの電子機器で日本語が正しく表示されるのは、実は「JISコード」のおかげです。 JISコードとは、簡単に言うと、日本語の文字をコンピューターが理解できるようにするための変換表のようなものです。コンピューターは、本来、0と1の数字しか理解できません。そこで、日本語の文字一つ一つに固有の番号を割り当てることで、コンピューターでも日本語を扱えるようにしたのがJISコードです。 この規格は、工業製品の品質や性能などを統一するための基準を定めている「日本工業規格(JIS)」によって制定されています。JISコードは、ひらがなやカタカナはもちろん、アルファベットや数字、記号、さらには、膨大な数の漢字にも対応しています。 JISコードのおかげで、私たちは日本語で文書作成をしたり、ウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりすることができるのです。 JISコードは、コンピューター内部で日本語を処理するために欠かせない、いわば日本語を話すための共通言語と言えるでしょう。
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知っておきたいJISコード!ISO-2022-JPとは?

コンピューター上で日本語を扱うには、文字に番号を割り当てる文字コードという仕組みが必要です。この文字コードには様々な種類が存在しますが、日本では日本工業規格(JIS)で定められたJISコードが広く使われています。 JISコードは、歴史的な経緯から様々なものが存在します。その中で、インターネット初期のメールやウェブページで特に活躍したのがISO-2022-JPです。これは、ASCIIコードと呼ばれる半角英数字の文字コードと組み合わせて日本語を表示するという仕組みを持っていました。 具体的には、ASCIIコードと日本語文字の切り替えを制御コードと呼ばれる特別な記号で行い、表示する文字を切り替えていました。しかし、この制御コードが、環境によっては文字化けの原因となることもありました。 現在では、Unicodeと呼ばれる世界中の文字を収録した文字コードが普及し、ISO-2022-JPはあまり使われなくなりました。しかし、過去に作成された文書やデータの中には、ISO-2022-JPで記述されたものが残っている可能性もあり、その仕組みを理解しておくことは依然として重要です。
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コンピューターと文字の橋渡し役:文字コード

私たち人間は、ひらがなやアルファベットなどの文字を見たり、記号を見たりすることで、その意味を理解することができます。しかし、コンピューターは人間のように文字や記号を直接理解することはできません。コンピューターが理解できるのは、0と1の数字の組み合わせだけであり、この0と1の数字の羅列が電気信号として送られることで、様々な処理を行っています。 では、私たちが普段使っている文字や記号をコンピューターで扱うにはどうすれば良いのでしょうか?そこで登場するのが「文字コード」です。文字コードとは、文字や記号の一つ一つに特定の数字を割り当てるルールのことです。このルールに従って、文字や記号を0と1の数字の組み合わせに変換することで、コンピューターでも処理できるようになります。 例えば、「A」というアルファベットには「65」、「B」には「66」といったように、それぞれの文字に数字が割り当てられています。この数字は、コンピューター内部では0と1の組み合わせで表現されます。このように、文字コードは人間とコンピューターの間を取り持つ「通訳」のような役割を果たしており、私たちがコンピューターで文字や記号を扱う上で、無くてはならない存在なのです。