ロード処理の基礎知識
- ロード処理とはコンピューターが動き出すためには、まずプログラムやデータを記憶装置から読み込む必要があります。この読み込み処理こそが「ロード処理」です。 コンピューターの中には、情報を記憶しておくための装置がいくつか備わっています。その中でも、ハードディスクやSSDといった装置は「補助記憶装置」と呼ばれ、電源を切ってもデータが消えないという特徴があります。 一方、CPUが直接情報をやり取りする「メインメモリー」は、処理速度が非常に速いという利点がある反面、電源を切るとデータが消えてしまうという性質があります。コンピューターを起動すると、最初に「オペレーティングシステム(OS)」という、コンピューター全体を制御するための重要なプログラムが補助記憶装置からメインメモリーに読み込まれます。 OSは、例えるならばコンピューター全体の指揮者であり、OSが読み込まれないことには、コンピューターは正常に動作できません。OSの読み込みが完了すると、次はアプリケーションソフトやデータなどが、必要に応じて補助記憶装置からメインメモリーに読み込まれるようになります。 このようにして、必要なプログラムやデータがメインメモリーに読み込まれることで、CPUはそれらに対して様々な処理を行い、私たちはコンピューターを快適に利用することができるのです。