PSPのゲームを保存する「UMD」
- UMDの概要UMDは、「ユニバーサルメディアディスク」の略称で、ソニー・コンピュータエンタテインメントが開発した光ディスクの規格です。2005年に発売された携帯型ゲーム機「プレイステーションポータブル(PSP)」のために開発され、ゲームソフトの記録媒体として普及しました。また、PSPで映画などの映像コンテンツを視聴するためのメディアとしても利用されました。UMDは、直径60mmの小型のディスクで、両面を保護するプラスチック製のケースに収められています。このケースのおかげで、UMDは傷や汚れに強く、携帯性に優れていました。容量は最大で1.8GBあり、当時の携帯ゲーム機向けとしては大容量でした。UMDは、PSPの普及とともに広く普及しましたが、その後、ゲームソフトのダウンロード販売が主流になると、徐々にその存在感を減らしていきました。そして、PSPの後継機である「プレイステーション・ヴィータ」では、UMDは採用されず、UMDの役目は終焉を迎えました。UMDは、一時代を築いた携帯ゲーム機向けメディアとして、その功績は大きく、現在でも多くのPSPユーザーに愛されています。