インターネット時代の古株、PPTPとは?
- PPTPの概要PPTPは「ポイント・ツー・ポイント・トンネリング・プロトコル」の略称で、インターネット上で安全に情報をやり取りするための技術です。マイクロソフト社が開発し、Windowsなどの基本ソフトに標準で組み込まれているため、多くの利用者に広まりました。インターネットは、誰でも自由に接続できる反面、送受信される情報が盗み見られる危険性も孕んでいます。PPTPは、この危険性を回避するために、仮想的な専用回線を構築する技術です。PPTPを用いることで、公衆回線であるインターネット上に、あたかも自分たちだけの専用回線が作られます。この仮想的な専用回線は「トンネル」と呼ばれ、情報の送受信はこのトンネル内で行われます。トンネル内では、やり取りされる情報は暗号化されるため、第三者による盗み見を防ぐことができます。このように、PPTPは、インターネット上で安全に情報をやり取りするための有効な手段として、広く利用されています。