再コンパイル:プログラムの変更を適用するプロセス
私たちが普段、パソコン上で文章を作成したり、表計算ソフトで計算を行ったりする際には、画面上に表示される分かりやすい形で指示やデータを入力します。しかし、コンピュータはこれらの指示やデータをそのまま理解することはできません。 コンピュータが理解できる言葉は、機械語と呼ばれる特別な言葉だけです。
プログラムを作る、つまりコンピュータに実行させたい処理を指示する際にも、私たちは人間にとって理解しやすいプログラミング言語を用います。このプログラミング言語で書かれた指示は、そのままではコンピュータには理解できません。そこで、プログラミング言語で書かれた指示を、コンピュータが理解できる機械語へと翻訳する作業が必要となります。この翻訳作業をコンパイルと呼びます。
プログラムを作成する過程では、誤りを修正したり、新しい機能を追加したりするなど、プログラムの内容を変更することが頻繁に起こります。プログラムに変更を加えた場合、変更した内容をコンピュータに正しく理解させるためには、再度コンパイルを行う必要があります。これが、再コンパイルと呼ばれる作業です。再コンパイルを行うことで、変更を加えたプログラムを、コンピュータが実行できる形に変換することができます。