システム管理の強い味方!tarファイルとは?
- ファイル整理の定番
今日のコンピューターは、文書、画像、音楽など、実に様々な種類のファイルを扱うことができます。これらのファイルが増えていくにつれて、必要なファイルをすぐに見つけ出すことや、整理整頓しておくことが難しくなります。
そこで役に立つのが、複数のファイルを一つにまとめる「アーカイブファイル」です。アーカイブファイルには幾つかの種類がありますが、その中でも「tarファイル」は、UNIX系システムで広く利用されてきました。
tarファイルは、複数のファイルを一つのファイルにまとめるだけでなく、ファイルの所有者やアクセス権限などの情報も一緒に保存することができます。そのため、システム管理者は、システムの設定ファイルなどをまとめてtarファイル化し、バックアップや他のコンピューターへのファイル転送に利用しています。
tarファイルは、それ単体ではファイルを圧縮する機能は持っていませんが、gzipやbzip2などの圧縮ツールと組み合わせて利用されることが一般的です。これらのツールと組み合わせることで、ファイルの容量を小さく抑えながら、効率的にファイルを管理することができます。
このように、tarファイルは、UNIX系システムにおけるファイル管理には欠かせない存在となっています。