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ビタミンCとプロポリスを同時に摂るメリットとは

フラボノイドをはじめ、ビタミンやミネラル類、アミノ酸や有機酸などがバランスよく含まれるプロポリスには、微量成分を入れると300種を超える成分が含まれています。
幅広い成分を網羅しているにもかかわらず、プロポリスにはビタミンCが含まれていない意外性があります。
プロポリスとビタミンCはともに、活性酸素の過剰な発生を抑え、生体成分や細胞などを酸化から守る抗酸化作用を備えた物質です。
そのために同時に摂ると互いの吸収率を高め、相乗効果が期待できると考えられているので、相性がよい成分同士といえます。
この記事では、同時の摂取が推奨されている両者の関係性やメリットについてご紹介します。

ビタミンCについて

ビタミンCとは『L-アスコルビン酸』としても知られる、水溶性ビタミンの一つです。
ビタミンCは、大航海時代の1753年にイギリスの海軍医ジェームズ・リンドにより、その欠乏によって起こる『壊血病』の予防に有効な成分として発見されました。
壊血病とは、全身の血管や粘膜・皮膚組織の結合が弱まって歯茎や内臓から出血し、死に至る場合もある疾患です。
リンド医師が船員に毎日、オレンジなどの柑橘類を食べさせることで壊血病の予防に効果が見られたことから、それ以降のイギリスでの長期航海の際には新鮮な柑橘類をジュースにして用い、発症の予防に努めたとされています。
柑橘類が壊血病を防ぐ効果は明らかになったものの、ビタミンCについて解明されるには、その後約200年もの時間を要しています。
一部の野菜や果物のほか、サプリメントでも摂れるビタミンCは、多くの哺乳動物が生合成できる一方、ヒトやサルなどの体内ではその合成に必要な酵素が存在しないので、食品からの摂取が必要なのです。

ビタミンCの主な作用や効能とは?

非常に高い抗酸化力を持つビタミンCは、人体内に取り込まれたのち、体内での活性酸素の過剰な発生を抑えるために作用し、老化を遅らせるなどの効果が期待できます。
活性酸素は病原菌の感染防御などをおこなう重要な役割があるものの、大量発生すると正常な生体成分や細胞まで攻撃して損傷させたり、細胞膜の脂質を酸化させて有害な過酸化脂質をつくり出したりします。
血管内に蓄積されたLDLが酸化し、過酸化脂質がつくられた場合には動脈硬化を招くほか、皮脂が酸化して変性した場合には、皮膚細胞を傷つけシワを形成するなど外見の老化を助長する原因となるのです。
遺伝物質が酸化されると突然変異などを招くことにもつながり、ガンの発症リスクを高める原因にもなります。
ビタミンCは、大量に発生すると人体に悪影響を及ぼす活性酸素の働きを抑え、そのダメージから細胞や生体成分を守っているのです。

ビタミンCはコラーゲン生成にも役立つ

ビタミンCは、人体の基礎づくりに重要なコラーゲンを生成する際に必要となる酵素の働きを助けるためにも作用します。
全身のあらゆる部位に存在するコラーゲンは、主にアミノ酸とビタミンC・鉄で構成されているうえ、身体を構成するすべてのタンパク質の1/3を占める物質で、細胞同士を結びつける重要な役目を果たしています。
コラーゲンは主に皮膚や血管・骨、靱帯や腱といった組織に多く含まれ、身体に弾力性を与える働きによってそれらの組織に柔軟性を与えたり、丈夫に保ったりするために役立っているのです。
骨や腱などの組織内で結合タンパク質として働くコラーゲンは、ビタミンCが不足すると生成量が低下し、骨粗鬆症や壊血病の発症を招く原因につながります。
コラーゲンの生成が不十分になる影響で発症リスクが高まる疾患を防ぐためにも、ビタミンCを意識的に摂る必要があります。

プロポリスとビタミンCの違いや関係性とは?

プロポリスには、フラバノンやイソフラボン、アントシアニンといったフラボノイドが20~40種含まれており、一般的にはケルセチンが突出して含まれています。
ケルセチンはビタミンと似た働きを持つビタミン様物質の一つであり、主にビタミンCの働きを助けるために作用し、抗酸化作用や抗炎症作用を備えています。
このように多数の抗酸化成分を含むプロポリスは脂溶性で、ビタミンCは水溶性の物質という違いがあります。
脂溶性の成分の特徴は、油に溶けやすく吸収率が高い点が挙げられ、一方の水溶性物質は水に溶けやすく、光や熱・酸素に対し不安定な性質があるのが特徴です。
ビタミンCの溶出を防ぎ、その効果的な吸収を助けるために、プロポリスは役立っているのです。

ビタミンCとプロポリスを同時に摂るメリットとは?

上記のように、水に溶けにくいプロポリスと水に溶けやすいビタミンCを同時に摂ると、プロポリスがビタミンCを保護し、その溶出を防ぐために作用することで、互いの持つ働きを十分に発揮できるメリットが得られます。
また、プロポリスにはケルセチンやヘスペリジンなど、『ビタミンP』で総称される複数のフラボノイドが含まれています。
それらの持つ抗酸化作用やビタミンCの吸収を促す働きによって、血管の柔軟性を保ち、血行を改善する効果を高めることが期待できるのです。

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